私はよく物を失くします。傘とか手袋とか鍵とか…手に持ったものは知らないうちに離れていきます。

そんな(天然…の)私の、ちょっと嬉しい「失くしもの」の思い出です。

それは、小学校1年の時の運動会の日。小学校2年まで分校だった私たちは、バスで本校まで行って、運動会が始まるまで校庭の片隅で待っていたのです。

その時に私は、遊戯体操に両手にもつ小旗を失くしてしまったのです。

気づいた時に先生に言ったのですが、もう仕方ないので、そのまま踊りなさいということだったのだと思います。

一人だけ旗を持っていなくて、たぶんとても不安だったと思うのです。そして、後で先生に叱られると思っていたのです。

そうしたら、終わってから「ひとりだけ旗を持っていなかったのに、いつものようにちゃんと踊ってえらかったですね」とほめられました。

 

いま思うと、何か失くしてもなんとかなる、失敗してもなんとかなるという気持ちを育ててもらったのかもしれません。